


空き家解体をする際は、建物を壊す前に水道や電気、ガスといったライフライン手続きが必要です。
ただし、すべての供給をすぐに停止すればいいわけではありません。とくに水道は、解体工事中の散水や清掃で使う場合があります。先に止めてしまうと、業者側で作業しにくくなるため注意しましょう。
空き家の解体前に確認しておきたいライフラインの手続きについて、初心者にも分かりやすく解説します。
解体工事は建物本体だけでなく、敷地内に残っている設備や配管も関係します。
電気やガスが通ったまま工事を始めると、感電や火災、ガス漏れなどの危険があるため事前の手続きは必須です。契約を止めるのはもちろん、プロパンガスの場合はボンベを撤去しておくなどの準備をしないと作業できません。
一方で、水道は工事中に使うことがあります。解体時はホコリが出やすいため、水をまきながら作業するケースが多いためです。
このように、ライフラインによって扱い方はそれぞれ異なります。
依頼する解体業者をまず選定し、自己判断ではなく業者に確認しながら各種手続きと事前準備を進めましょう。

水道は解体工事が終わるまで、契約を残しておくように求められる場合があります。解体時のホコリ対策として、散水に利用するためです。
とくに住宅密集地では、近隣トラブルに繋がりやすいため注意しなければなりません。
空き家解体をする際は、業者へ以下の内容を事前に確認しておきましょう。
水道の使用量は工事内容によって変わります。
大きな金額になることは稀ですが、事前に確認しておくと安心です。工事完了後は、水道の閉栓や契約停止の手続きを行います。土地をそのまま使う予定がある場合や、すぐに新築工事を予定している場合は、水道を残すのが一般的です。
解体後に土地をどうするか決まっている場合は、不動産会社や建築会社などに確認して対応を決めるとよいでしょう。

電気は、解体工事前に停止するのが一般的です。電気が通ったまま作業をすると、感電や火災の危険が伴います。
まずは契約している電力会社に連絡し、電気の使用停止を依頼しましょう。そのうえで、電線の撤去やメーターの取り外しを行います。
単にブレーカーを落とすだけでは不十分です。
建物に引き込まれている電線が残っていると、解体時に支障が出ますので、以下の点は解体業者に相談しながら進めると良いでしょう。
解体前の片付けや現地確認で電気を使う予定がある場合は、早く止めすぎると不便です。
片付け作業や、事前の設備撤去を行うスケジュールに合わせて、電気を停止するタイミングを決めましょう。

ガスは、解体前に必ず確認しておきたいライフラインです。ガス管が残ったまま解体作業を行うと、ガス漏れや引火事故につながる危険があります。
都市ガスの場合はガス会社へ連絡し、閉栓やメーター撤去、必要に応じてガス管の撤去を依頼してください。プロパンガスの場合は、一般的にガスボンベやメーター、配管の事前撤去が必要です。
ガスの種類によって対応先が異なるため、まずは契約しているガス会社や販売店に以下の内容を確認しましょう。
ガス会社のスケジュールもあるため、時間に余裕をもって手続きすることが大切です。
ガスは安全面に関わるため、自己判断で作業してはいけません。契約者本人や相続人から連絡が必要になるため、早めに確認しておきましょう。
水道・電気・ガスの手続きは、契約者本人や相続人が行うケースがほとんどです。ただし、工事内容によって必要な対応が変わるため、自己判断で停止する前に解体業者へ確認しておきましょう。
ライフラインをいつまで使うかや事前撤去、立ち会いの必要性などがポイントになります。
まずは解体業者に事前相談したうえで、水道・電気・ガスの各業者へ個別に相談する流れです。相続した空き家では、契約名義が故人のままになっているケースが多く、手続きに時間を要します。解体工事の日程が決まった段階で、余裕を持って確認しておくと安心です。